瀑女、滝に会いにゆく。

滝の魅力に憑りつかれた女が会いに行った全国の滝の記録。滝ガールなんて爽やかな感じではなく。「瀑女(ばくじょ)」というなんともステキな称号をいただいたのでタイトルに(笑)。北海道から九州まで400以上回っているのに、まだ少ししかアップできていません…が、徐々に増えていくと思いますので生温かい目で見守っていただければ幸いです(*^_^*)

不帰滝(滝壺まで!)

※一眼を忘れたので、今回の写真はいつにも増してクォリティーが低いです(と言っても誰も期待などしていないでしょうが…)


蔵王が誇るステキ滝、今まで駒草平展望台からの遠望で何度もその素晴らしいお姿を堪能していましたが、まさか滝壺に行けるとは思っておりませんでした!
天気は朝から雲一つない青空!な快晴☆美しい雲海を狙いに朝から多数のカメラマンがいましたよ♪

f:id:takionna:20141012065141j:plain

今回は前回の赤滝黒滝で一緒だった佐竹さん、Mさん、Tさんのほか、初めましての方々も合わせて総勢10名の滝パーティーでのアタック!!すでに滝壺まで行かれたMさんの先導で出発です☆
沢へ降りるまではひたすら、かもしか温泉跡経由熊野岳登山道を下っていきます。長いつづら折りの坂…帰りが思いやられます…

f:id:takionna:20141012071759j:plain

道中自然の展望台からの幽玄な眺め。
空の青に白い月、紅葉の山と振子滝。

f:id:takionna:20141012074114j:plain

紅葉の山々に

f:id:takionna:20141012074029j:plain

遠くに前衛滝の姿も!

f:id:takionna:20141012074041j:plain

沢に到着!不帰滝の滝頭が顔を出して、テンションがあがる滝好きたち。

f:id:takionna:20141012075457j:plain

早速遡行開始!

f:id:takionna:20141012082558j:plain

Mさんが言っていたとおり、岩が滑りにくいので、登りやすくていい感じ!

f:id:takionna:20141012083055j:plain

奥に見えるは前衛滝!

f:id:takionna:20141012084208j:plain

メインの不帰滝には左のガレ場を登っていくルートですが、前衛滝は右の沢を登らないと行けません。

Mさん曰く、「メインを見ちゃうと物足りないから前衛滝は先に見といたほうがいいよ!」とのことで、前衛滝を目指します!

迎えてくれたのは思った以上にステキな前衛滝!

f:id:takionna:20141012085125j:plain

防水の一眼を忘れたと言うのに、防水でないミラーレスでがんがん近づいて飛沫を浴びまくる私…カメラ壊れるのもお構いなし←

その結果が飛沫まみれでよくわからん写真て…

f:id:takionna:20141012090036j:plain

左岸は登れるかなとみんなでぞろぞろ行ったのですが、危なそうだったので私は早々に引き返して先程のガレ場を登ることにしました!

登っている途中に振り返って撮った写真↓人が小さく見えるのがわかりますか?

f:id:takionna:20141012092119j:plain

一歩踏み出すたびにガラガラと崩れる足場。落石が危険なので、間を空けて登ります。落石を防ぐために途中からちょっとした藪に入り、枝や草につかまって行きます。枝が刺さったりして邪魔くさいけど安全です。

さあガレ場を登り切ったら…

f:id:takionna:20141012093706j:plain

見えた―!!

f:id:takionna:20141012093920j:plain

下の白い点が人です!(先程の前衛滝を巻いていったSさんが早々に到着されていました!)これだけでも滝の大きさがわかりますよね!その落差98m!!

さー滝壺めがけて岩ゴロゴロの斜面を急いでくだります!

しかし滝壺に辿り着いて撮った写真の1枚目がこれって…自分でびっくり(笑)

とにかくいちばん近づくとこまで駆け寄ったんでしょうね…(-_-;)

f:id:takionna:20141012095638j:plain

蔵王の御釜から流れてきた水が一気に流れ落ちる!迫力もありながら美しい水のカーテン。

f:id:takionna:20141012100004j:plain

逆サイドからも最高です!右下にMさん発見。

f:id:takionna:20141012100304j:plain

なんか私も撮られてました(笑)何気にかっこいい!

Sさん、ありがとうございますm(__)m

f:id:takionna:20141012100740j:plain

想い想いにいろんな角度から写真を撮りまくり。壮大なスケール感をもつ滝に魅了されました。飛沫ですっかりずぶ濡れの私…ちょうど日陰になっている滝下はだいぶ寒かったですが、もうお構いなし(笑)だいぶ堪能させていただきました!ずっといたかったですが、次が待っているので名残惜しくも滝を後にします…

不帰滝の名前の由来は2つあり、その昔、ここに住む鬼ばばが登って来る男どもを捕まえて生き血を吸ってはこの滝に落とすことから、あの山へ行った者で帰って来た者はいないということから「かえらずの滝」と呼ばれるようになったという説と、訪れる人が帰るのを忘れて見惚れるという説がありますが、まさに後者の由来がぴったりのステキな滝でございました。

後ろを振り返り振り返り、さっき下ってきたガレ場を今度は登っていきます。もちろん振り返りつつ撮る(笑)

f:id:takionna:20141012111503j:plain

ガレ場を登ると、やっと陽が当たってあったかくなってきました☆

ここで一息、休憩です。山形土産の「ときめいて山形」をおもむろに取り出し皆さんに手渡す私。お土産を買う時間がなく、行きのコンビニでゲットした代物。つや姫パフ入りチョコレート、なかなか好評でよかったです。

せっかく全員そろったので、滝をバックに記念撮影も!なかなかステキな写真ができあがりました!不安定な足場で三脚セットしていただいたSさん、ありがとうございました!これがすんばらしい写真なんですが、皆さんに見ていただけなくて残念です(/_;)改めて滝を共有できる仲間がいるって素晴らしいな~と。初対面でも滝が好き、というただひとつの共通項さえあれば、もう旧知の仲のような一体感(笑)

さ~帰路はガレ場をくだって…

f:id:takionna:20141012111859j:plain

あとはつづら折りの坂をえっちらおっちら登るだけ~ (写真はSさん提供)

f:id:takionna:20141012124816j:plain

 段々上に登るたびに暑いくらいの気候に^_^;

駐車場に辿り着いたら、休む暇なく、次の滝へ!