瀑女、滝に会いにゆく。

滝の魅力に憑りつかれた女が会いに行った全国の滝の記録。滝ガールなんて爽やかな感じではなく。「瀑女(ばくじょ)」というなんともステキな称号をいただいたのでタイトルに(笑)。北海道から九州まで400以上回っているのに、まだ少ししかアップできていません…が、徐々に増えていくと思いますので生温かい目で見守っていただければ幸いです(*^_^*)

不帰滝(滝壺まで!)

※一眼を忘れたので、今回の写真はいつにも増してクォリティーが低いです(と言っても誰も期待などしていないでしょうが…)


蔵王が誇るステキ滝、今まで駒草平展望台からの遠望で何度もその素晴らしいお姿を堪能していましたが、まさか滝壺に行けるとは思っておりませんでした!
天気は朝から雲一つない青空!な快晴☆美しい雲海を狙いに朝から多数のカメラマンがいましたよ♪

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今回は前回の赤滝黒滝で一緒だった佐竹さん、Mさん、Tさんのほか、初めましての方々も合わせて総勢10名の滝パーティーでのアタック!!すでに滝壺まで行かれたMさんの先導で出発です☆
沢へ降りるまではひたすら、かもしか温泉跡経由熊野岳登山道を下っていきます。長いつづら折りの坂…帰りが思いやられます…

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道中自然の展望台からの幽玄な眺め。
空の青に白い月、紅葉の山と振子滝。

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紅葉の山々に

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遠くに前衛滝の姿も!

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沢に到着!不帰滝の滝頭が顔を出して、テンションがあがる滝好きたち。

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早速遡行開始!

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Mさんが言っていたとおり、岩が滑りにくいので、登りやすくていい感じ!

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奥に見えるは前衛滝!

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メインの不帰滝には左のガレ場を登っていくルートですが、前衛滝は右の沢を登らないと行けません。

Mさん曰く、「メインを見ちゃうと物足りないから前衛滝は先に見といたほうがいいよ!」とのことで、前衛滝を目指します!

迎えてくれたのは思った以上にステキな前衛滝!

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防水の一眼を忘れたと言うのに、防水でないミラーレスでがんがん近づいて飛沫を浴びまくる私…カメラ壊れるのもお構いなし←

その結果が飛沫まみれでよくわからん写真て…

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左岸は登れるかなとみんなでぞろぞろ行ったのですが、危なそうだったので私は早々に引き返して先程のガレ場を登ることにしました!

登っている途中に振り返って撮った写真↓人が小さく見えるのがわかりますか?

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一歩踏み出すたびにガラガラと崩れる足場。落石が危険なので、間を空けて登ります。落石を防ぐために途中からちょっとした藪に入り、枝や草につかまって行きます。枝が刺さったりして邪魔くさいけど安全です。

さあガレ場を登り切ったら…

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見えた―!!

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下の白い点が人です!(先程の前衛滝を巻いていったSさんが早々に到着されていました!)これだけでも滝の大きさがわかりますよね!その落差98m!!

さー滝壺めがけて岩ゴロゴロの斜面を急いでくだります!

しかし滝壺に辿り着いて撮った写真の1枚目がこれって…自分でびっくり(笑)

とにかくいちばん近づくとこまで駆け寄ったんでしょうね…(-_-;)

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蔵王の御釜から流れてきた水が一気に流れ落ちる!迫力もありながら美しい水のカーテン。

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逆サイドからも最高です!右下にMさん発見。

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なんか私も撮られてました(笑)何気にかっこいい!

Sさん、ありがとうございますm(__)m

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想い想いにいろんな角度から写真を撮りまくり。壮大なスケール感をもつ滝に魅了されました。飛沫ですっかりずぶ濡れの私…ちょうど日陰になっている滝下はだいぶ寒かったですが、もうお構いなし(笑)だいぶ堪能させていただきました!ずっといたかったですが、次が待っているので名残惜しくも滝を後にします…

不帰滝の名前の由来は2つあり、その昔、ここに住む鬼ばばが登って来る男どもを捕まえて生き血を吸ってはこの滝に落とすことから、あの山へ行った者で帰って来た者はいないということから「かえらずの滝」と呼ばれるようになったという説と、訪れる人が帰るのを忘れて見惚れるという説がありますが、まさに後者の由来がぴったりのステキな滝でございました。

後ろを振り返り振り返り、さっき下ってきたガレ場を今度は登っていきます。もちろん振り返りつつ撮る(笑)

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ガレ場を登ると、やっと陽が当たってあったかくなってきました☆

ここで一息、休憩です。山形土産の「ときめいて山形」をおもむろに取り出し皆さんに手渡す私。お土産を買う時間がなく、行きのコンビニでゲットした代物。つや姫パフ入りチョコレート、なかなか好評でよかったです。

せっかく全員そろったので、滝をバックに記念撮影も!なかなかステキな写真ができあがりました!不安定な足場で三脚セットしていただいたSさん、ありがとうございました!これがすんばらしい写真なんですが、皆さんに見ていただけなくて残念です(/_;)改めて滝を共有できる仲間がいるって素晴らしいな~と。初対面でも滝が好き、というただひとつの共通項さえあれば、もう旧知の仲のような一体感(笑)

さ~帰路はガレ場をくだって…

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あとはつづら折りの坂をえっちらおっちら登るだけ~ (写真はSさん提供)

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 段々上に登るたびに暑いくらいの気候に^_^;

駐車場に辿り着いたら、休む暇なく、次の滝へ!

 

赤滝・黒滝

今回の滝行きは、山形県米沢市にある赤滝・黒滝!

米沢市から福島に抜ける山岳道路、西吾妻スカイバレーから遠望できる滝で、何度も見ている滝ではありましたが、今まで滝壷に行ったことがなく…一人ではルートも分からないし、行けないなと思っていた場所だったので、今回連れて行ってもらえるということで、ありがたく!参加させていただくことにいたしました><

 

滝界のカリスマ、TVチャンピオン滝通選手権チャンピオンの森本さん、

滝百選・棚田百選マスターで笑っていいともにも出演された佐竹さん、

ソロでたくさんの滝を回ってブログで紹介されているMさん、そして今回初参加のTさん。

このすんばらしいパーティーの中に私なんかが入っちゃっていいのかなと思いながら、混ぜてもらっちゃいました^^;

佐竹さんのおかげです。本当にありがとうございます!!

一度雨で流れてしまい、もう会える機会はないかもと半ばあきらめていたのですが、早くも2週間後に行けることになるとは…!嬉しさもひとしおです。

 

当日。

まさか会えると思っていなかった方と会えるということで楽しみすぎて、緊張しすぎて朝からおなかの調子がおかしくなる私…皆さんが集合している展望台に遅れて到着^^;

おお~映像や写真でしか見たことのない森本さんと佐竹さんがいらっしゃる!緊張しているため、あまりうまく話せず。。

天気はくもり、もってくれるといいな><

ちなみに双竜峡展望台から遠望する赤滝黒滝のお姿↓

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あそこの滝壷に行くんだ・・・とわくわくしてきますよね!

沢への入口に行くため、それぞれ車に乗り込んで山形側にくだっていき、しばらくしたところで駐車。

その場で登山の準備。

みんなが準備終わってもまだ準備をしている森本さん、入り口がわからなくなってちょっと迷っている森本さん、道中タオルをおっことしちゃったりして、カリスマなのにかわいらしい森本さん…ってこんな紹介していいのかわからないですが、めっちゃ癒し系です!!(注:すごい人です)

 

車をとめた脇から行くのが正解だったようで、ゆるゆると砂防ダムに続く道をくだる。前はダンプが入っていたそうですが、今は草が伸び放題。道でなく草原のよう。

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砂防ダムに着いたら、沢を渡り、脇からダムを越えていきます。

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草ぼうぼうのところを歩くのは別につらくないのですが、尾根の笹藪はなかなかのもの。藪こぎして進む。

(森本さん曰く「前が見えるのは藪こぎじゃない」そうですがw)

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前の人が歩いた後の跳ね返りで、笹や木の枝が顔にぶつかってくるので気を

つけねば。

要所要所でピンクのマーキングをつけていく森本さん。

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銀竜草の可憐な姿。

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さあ上まで登ったら今度は平行移動。そこまで急斜面でもなく、滑落しても大丈夫そうなところ。森本さんの後をぴったりと付いていく。

森本さんのペースは速いので、後続を待っている時間のほうが長く感じることしばしば。後続の姿が見えなくなってしばらく待っていると、わさわさと木が揺れる姿でついてきているのがわかります。

「あ、熊がいる。」「え?どこですか!?」「と思ったら佐竹さんだった」という森本さんのおちゃめなコメントも聞けちゃいました(笑)

そんなこんなで道なき道をどんどん切り開いていく森本さん、その背中を追い続ける私。

iPhoneの地形図アプリで、現在地と等高線を確認し、長年の経験と勘でガンガンと進んでいく姿が頼もしい・・・!

ほら、見えたよ、と指さされた先には赤滝の滝頭が!おお!俄然テンションが上がる私。早く近づきたい!!!

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急いで滝下へ!

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一番近づける右側の岩のとこまで駆けのぼる私。来てよかった~!しばらく脇から写真撮影。

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断崖の岩肌もステキ☆☆

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みなさんの姿も。

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その後みんなで休憩。滝談義。

ご一緒させていただいた全員がコアな滝好きなのでお話が盛り上がりました!

基本的に私を含めみんなソロ活動をしている人たちで、こういうふうに集まるのは珍しいこと!

いつも、周りの人をあきれ顔にする私でもまったくついていけない・・・(笑)行ったことない滝の話はわくわくします☆

最後に全員で記念撮影をして、照れながら森本さんとの2ショットも撮ってもらって、いざ黒滝へ!

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黒滝への分岐、急な斜面を木の枝につかまりながらぐいぐい登っていく森本さん、その背中を追いかける私。なかなか登ってこられない佐竹さんを見て、「遠回りしたほうがよかったかな・・・」とぽつりと呟く森本さん。助けに行こうかなと言っていた矢先、佐竹さんから「森本さん、ロープ!」のヘルプコール!

おもむろにリュックからおたすけロープを取り出して急斜面をくだっていく森本さん。

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戻ってきた森本さんには後光が差しておりました。神様や・・・

 

尾根に出た後は、沢に下りる降り口を探す。ここもなかなかの急斜面。

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ところどころ下が見えない崖になっている。。そんな中、平行移動も取り入れつつ、木の枝につかまりながらくだっていく森本さん、についていく私。(しつこい)

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苦労して沢にたどり着いたはいいとして、帰りはここを登ると聞いて、メンバーに戦慄が走る…!

黒滝へは高巻きもしつつ沢を登っていく。 

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!!

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やっぱり滝の姿が見えるとテンションがあがります!素晴らしい身体能力で先に行ってしまうMさん。それを撮る私。

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これまたいい滝や~

一番滝に寄れる場所まで駆け寄って見上げる。飛沫が気持ちいい。

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あとでMさんには「ほんとに滝好きなんだね・・・着いたら荷物もおろさず向かってくから」というほめことば(?)をいただく。荷物のことなぞ忘れていた・・・

まず最初にできる限り近づきたい!というのがいつもの私の滝見スタイルで、まず全景を撮りたい人には迷惑千万なのであります(笑)

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その後太陽に照らされて虹が二重に出現!!感動!!

でも写真に撮るとうまく映らない!!!すみません…

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その後、「これは裏見の滝だ!」と佐竹さん。裏見できるの?と思いながら、ここは今まで平湯大滝をはじめ、数々の滝の裏見に成功されている佐竹さんです。みんな「日本裏見の滝友の会会長だからねぇ」の一言で、引き止めることもなく(笑)見守ります。「ここまで来て行かないわけにはいくまい!」と気合を入れた佐竹さん、いざ流れ落ちる滝の中へ・・・!

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すごすぎます、佐竹さん!!!

どう考えても裏見の滝じゃないんですが、写真ではばっちり裏見の滝に見える不思議!全身びしょびしょで「目開けてらんない!」と戻ってくる佐竹さんでした^^;

 

さて、先刻、この上の段にもいけるという話を聞いていたので、「上に行くんですか?」と森本さんに聞いてみたら「行きたいんでしょ?」と返される(笑) 

はい、そのとおりです!

で、ここからが一番大変でありまして・・・なんてったって2~30mの滝を高巻きしないといけないわけで・・・

ガレ場を避けて、山の斜面をひたすら登り、なかなかの難所に遭遇。行く手を阻む岩とほぼ垂直な斜面。

「よし、本気出すか!」と森本さん。おそらくレアな森本さんの本気・・・!男らしい!

森本さんに続き、自分もなんとか無理やり登って、森本さんが偵察から戻ってきてくれるのを待つ。「こっちはちょっと平らだよ~」の声。よし、行くか。もうこの時点で道がないというか、落ちる危険と隣合わせで、ほんの一瞬迷いましたが、森本さんについていけば、どんな危険な道でも大丈夫!という確信だけで進みました。後続は誰もついてきません・・・

そんなこんなでしばらく危険な平行移動。

頑張って行った先には・・・

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滑滝!!!

これはさっき見た滝の上段です!ついにたどり着きました!

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「すごい!!」向こうには一番上の段も見えていて、その美しさは、遠目からでもわかる。

滝の脇の道はなぜか平らで歩きやすくなっていて、はやる気持ちを抑えながら進み、

ついに対面!

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・・・もう!思った通りの美しい滝!

ここまでの苦労も忘れます!!

岩の形が全部違っていて、多様な流れが楽しめる美しい流身をもった分岐瀑☆☆

森本さんもとびっきりの幸せそうな笑顔・・・ほんとに来られてよかった・・・その笑顔に私まで幸せな気分になりました。

なんと森本さんも上の段には初めて来たとのこと!さらにレアです!

後続がついてきていないか確認しに行きましたが、やはりついてこず・・・

その後別のルートで上から来るかも、と言った森本さんの言葉どおり、Mさんが到着!

すげー。

Mさんも美瀑好きということで、かなり感動されていて、なんかほんとにみんなでこの感動を共有できることがものすごくうれしかったです!命がけで来たから、苦労を分かち合えたからこその不思議な一体感…みんなの幸せな笑顔、言葉なんて要らない共感、この空間を共有できることの幸福!!年齢も性別も職業もすべてが異なる人々が、素晴らしい滝の前ではこれほどまでにひとつになれるなんて!!

今まで見た赤滝や黒滝下段を4点かな~と言っていた中でしたが、この滝はみんな文句なく「5点!」

そのあとはみんなで大撮影大会。ノー三脚の限界を感じつつ…

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心地の良い贅沢な空間を満喫しました!!もうずっとここにいられますね…

お二人が下で待っているのでそんなことも言ってられませんが^^;

最後にせっかくなので記念撮影(岩の上に無理やり置いて撮ったので、斜めなのはご愛敬(笑))

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帰路は、先ほどMさんが来られたところから戻ることに。斜面をあがって、さて、下らなきゃなんですが、、また道が・・・結構急斜面。。あんまりつかまるとこもない・・・

Mさんよく登ってきましたね・・・

つかまる枝があるところから降りていって、なんとかガレ場にたどり着く。。枝がなかったらアウトです。。

ここまで来たら一安心。振り返ると、行きに上ったところが見えたんですが、あそこ登ったの?ていうか登れるの?という感じでした・・・^^;

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下まで降りるとお二人が待ち構えていらっしゃいました。「どうでした?」の質問にみんな満面の笑顔で「すごかった!」「5点!」と畳みかける3人。全員が満場一致で素晴らしい!と評価する滝ってなかなかないので、佐竹さんも「マジですか?!」と驚愕。

写真を見せても伝わらないこの感動がもどかしい。

その後、下の段を改めて見て、Mさんと、「上の段に行ってから見ると、下の段もいいね!」と魅力を再発見。

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名残惜しくも滝に別れを告げて、いざ帰路へ。あの急斜面が待っているかと思っていたら、沢をくだらずに、早々と上に上がることに。ここは斜面がゆるやか!ありがたい。上から森本さんの歓声が聞こえたので、何かと思ったら、素晴らしいビューポイント!黒滝の全景が初めて見られました!

写真がだめすぎて伝わらないんですけど…;;

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大きくて美しい・・・なんて滝だ!!!!佐竹さんも100m級でこんなに流身の美しい滝はないんじゃないかと言っていました。いやほんとにすごい滝に行ったもんだ…全景を見て改めて感動したのでした。最初からこの全景を見ていたらこんなに感動はできなかったでしょう。

あとはひたすらゆるやかに登りながら平行移動で尾根まで一直線。尾根ではまた藪こぎ…帰りの藪こぎが思った以上に応えます。。体力を結構使ってしまった後で、なかなか足が上がらなくて・・・木の枝とかを乗り越えられず、何度もつまずく…不甲斐ない。。帰りの藪こぎの時間は行きの何倍にも感じました・・・

やっと藪を抜けて、抜けた先にはまだ雪が残っていました。この冷たさにちょっと癒されます。

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「滝から戻ってきたときって、あぁ現実に戻ってきちゃったな、って思うんです…」と言ったら、森本さんも共感してくださってうれしかったです。

地味に一番きつかったのが、砂防ダムから車までのゆるやかな登り…楽しみが何もない中、体力の限界を感じながら登るのは精神的にきつかった…森本さん最後までペース早い…驚きです!

ここが一番距離が空いてしまったけれど、なんとか2番手は死守して到着です!

疲れた…けど、心地よい達成感!

その後続々とみなさん到着。身支度を整えたあとは、ウチの持ってきたでん六のミックスナッツと福島の餃子ラスクでしばし休憩。

どの滝に行きたい?という話に、滝名鑑4000をいそいそと取り出して、付箋を貼っているところを披露。みなさん行ったことあるとこばっかりで、みなさんが行きたいと話している載っていない滝のほうが断然行きたくなりました(笑

その後、もちろん持ってきました、チーム滝通の「この滝がすごい!」を取り出し、森本さんと佐竹さんにサインを所望してしまいました。森本さん、「どんなサインだったっけ・・・」って!無理言ってすみませんでした^^;

最後にみんなで、双竜峡展望台まで!赤滝黒滝を改めて遠望。

ほんとにあそこに行ってきたのか…なんだか夢のようだったな…

あんな遠いところ、しかもあんな高いところまで!

行った後だと感慨もひとしおです。

帰路の山道から雷の音が迫っていたのですが、駐車場に戻ったところでやっぱり大粒の雨が降り出しました。名残惜しくもみなさんともお別れです。

山形側に戻るのが自分だけなので、とてもさみしかったです…

去り際に、また行きましょう!と言ってくださった森本さんの笑顔、忘れません><。

全身筋肉痛とすねの打ち身という勲章をお土産に帰る私でした。

 

森本マジックのおかげで、俄然滝めぐりに対する意欲が高まってきました!!行く時間を作らなきゃ!そしてロープワークと地形図の勉強を本気でやらなきゃ><

なんて思っている今日この頃です。

  

ひとつ。

滝好き以外のみなさま、こんな大変な滝ばかりではありません。

遊歩道でゆったり回れる渓谷とか車で行けるお手軽滝とか、身近なところから、滝をお楽しみください♪

はまってくると、どんなとこでも行けるようになりますから(笑)

アイスランドの滝たち

アイスランドには1000を超える滝があるとか。

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車で走っているとこんな滝が至る所から流れている。そしてすぐその下が集落だったりする。日本ではまずありえない光景に驚きと感動!

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